西濃運輸、6月から「新届け出運賃(24年運賃)」を適用開始

西濃運輸は、6月1日から「新届け出運賃(24年運賃)」を適用すると発表しました。この新運賃は、適正運賃収受と物流の効率化を目的としており、特に2024年問題への対応として物流業界の課題解決を目指しています。新運賃体系では、地域・距離・重量ごとに一般便と宅配便で10-20%程度の運賃上昇が見込まれています。

2024年問題への対応と運賃体系の見直し

新しい運賃体系の導入に先立ち、西濃運輸は2024年4月の速報ベースでキロ当たり単価上昇が102.2%と見込まれています。全体の年間目標である105.7%には達していないものの、今後も改善を図りながら進めていくとしています。その一環として、不採算荷主の明確化や、キロ単価と物量の相関データを活用した運賃収受の適正化に努めています。

公正な運賃評価と物流効率の向上を目指して

西濃運輸は、運賃の公正な評価と物流効率の向上を実現するための施策として、荷主との協議を進めています。これにより、段階的な運賃是正を図り、ロードマップ2028で掲げる単価上昇118%の達成を目指しています。この過程で、新たな運賃表を用いることで輸送コストの適正化を進めることが可能となります。

高いサービス品質の提供を継続

西濃運輸は、新たな運賃体系の導入とともに、長期的な物流問題への対応策を講じることで、顧客に対して高いサービス品質を提供し続ける方針です。今後も適正運賃収受と物流の効率化を推進し、物流業界の持続可能な発展に貢献していくことを目指しています。

まとめ

今回の西濃運輸による新運賃の導入は、物流業界全体の効率化と適正化を目指す大きな一歩です。顧客に対しても、公正な運賃と高品質なサービスを提供し続けるための取り組みが今後も続けられることが期待されます。西濃運輸の今後の動向に注目です。

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